屋根周り改修・修繕工事

雨樋 排水の改修

当初は、既存のスレート屋根の出幅がやや短い状況でした。

そのため、屋根材から雨どいへの排水がうまくいかず、鼻隠し(側面の破風板)へ水が垂れることが多く、鼻隠しの傷みが全体的に多く見受けられました。

そこで、L型の特注ガルバリウム板金を雨どい上部すべてに設置しました。

それにより、屋根材からの雨水の排水経路を是正しました。

屋根材 → L型金物 → 雨樋 へと正常に雨水が排水されるようになりました。

屋根板金 釘の浮き、補修

寒暖差等で屋根板金の下地木材が収縮するため、板金を固定する釘が、1/3ほど抜けかかっていました。

このまま長く放置した場合、釘が抜けて屋根板金が飛散する可能性もありました。

つまり、二次災害につながる恐れがありました。

屋根板金の釘が全体的に浮いていましたので、金づちで釘の頭をすべて打ち込みました。

根本的な改修となりますと、板金下地の木材を樹脂製のものに交換する方法があります。

屋根棟板金 取り合い部、防水補修

棟板金の取り合い部のコーキングを増し打ちしました。雨仕舞の維持が目的です。

鼻隠し 部分張替

鼻隠しで、損傷が最もひどかった部分は、部分的に張替を行いました。

軒裏 部分防水

軒天張替のタイミングで、施工可能な範囲のみ、部材の取り合い部分を変成シリコンを充填し、雨仕舞を強化しました。

軒天 耐水ベニヤ 部分張替

 損傷の著しかった軒天部分も耐水ベニヤを張り替えました。

既存の軒天は昔の木材なので現行品と寸法が一部合わず、収まりを少し工夫しました。

雨戸 鏡板の補修

雨戸の鏡板の塗装に際して、鏡板の下端の劣化が目立ったので、施工後のおさまりを良くするために、木材を上張りしました。

雨戸 鏡板の塗装

鏡板の下端に上張りした木部を塗装しました。

鼻隠し・軒天 塗装
木工事を行った部分の塗装を行いました。
備考

都内/木造/築年数40年程度

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